水泡玉~先輩~



『ちなみ!掃除行こっか!』

とカリナが声をかけてくれるまで
ずっと
先輩から目を離せなかった



『う、うん』


まだ
ドキドキしてる
まだ
胸が締め付けられたみたいに
苦しい


『どうかした?』

と少し様子がおかしい私に声をかけたカリナ


『なんでもないよ!』


と自分なりに元気にふるまった








掃除開始の音楽が流れ始めた


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