水泡玉~先輩~



『あーダルいんだけど』

と入り口のほうから声がして
振り返ると

先輩と同じ学年の女の子が数人きていた


『あのい人たちなんだ
 詳しいことは、また話すから』


と先生はさっききた
女子生徒の場所まで歩いていった


『なんで制服なんだ?』

と今までに聞いたことがない
先生の怒ったような声がした


『えーだって
 めんどくさいし
 すぐ帰るつもりなんで』

といかにも
反抗的な口調で言った


先生大変だろうなと思いながら
メニューと見た


アップの後に
バタ足をやって
それから、種目べつの練習か


と一通りメニューと覚えた


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