水泡玉~先輩~



上を見上げると
雄介君がいた

『あ、雄介君・・・・』

と少し遠慮がちに言った


いくらカリナの彼氏だからって
いきなりそう
簡単に話せるわけないよ


雄介君は普通みたいだけど


『おう!
 マネージャーになったんだって?
 カリナに聞いた』


と私にビート板を渡しながら言った

『ありがとうございます、
 これからよろしくお願いしますね。』

と礼儀正しくあいさつした


『え?お前ら知り合いなの?』

と先輩の声がした


少し驚いた先輩の顔にも

ドキドキする


 
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