素直にカエル ~先生の隣で~
Story3
つのるキモチ
結局…
土日はなんにもできず、毎週見ていたドラマを忘れるくらい“ぼぉー”っと考えていた…
もちろん…陵也のこともモヤモヤしてるんだけど…
なぜだか…先生のことばかり頭に浮かぶ…
優しい笑顔…
暖かい手…
いつの間にか…先生のことばかり考えている…
でも…わかってるんだ…
このまま…もし先生をスキになっていったとしても…
また悲しい思いをするだけだって…
ただ先生は“生徒”として私に優しいのであって…
“一人の女の子”としては見てくれないって…
わかっているのに…
頭に浮かぶのは…
先生の笑顔なんだ…