□■君のこと好きなんだ。■□
『もうすぐみんなは浜でバーベキューをします。
お嬢様はとーってもおなかが減ってます。
早く海からあがりたいよねぇ?』
『………』
ひかりは小さくうなづいた。
不思議と海から上がりたい気持ちになってくる。
『でも、力が入りすぎてて、なかなか浮かんで来れませんっ。
さぁて、どうしたらいいかな?』
海の中で、"力を抜いて、リラックス~"という陽気ないくみの声が響いてきた。
ひかりは、
『力…抜いて、リラックスする』
と答えた。
『じゃぁ、リラックスして?
もうこれ以上力抜けないぞぉってくらぃに。』
ひかりはそうした。
『目…あけていい?』
『まだだーめっ』
楽しそうにいくみは鼻歌を歌った。