□■君のこと好きなんだ。■□
『ふぅん…いいならいいけど。』
『は?だから、さっきから何が言いた…きゃっ』
急にいくみがひかりを床に押し倒した。
ダンっ…
『っ、いったぁ…ちょっ何すんのよっ!!』
『逃げないのが悪いんじゃーん。
ぼくのせいではないと思うなぁー』
『なっ…そんな勝手な…っ…』
いくみはひかりのドレスの裾から手を入れて、太ももに触れてきた。
しまった…メイクのこととかパーティのこととかですっかり忘れてたけど…
こいつっ…変態なんだったっけ…!!!!
思い出すのがかなり遅かったことに、無念さを感じるひかり。
やがて、彼女の首筋にいくみの唇が這い出してきた。
『っ…あぁっ…』
ひかりが耐え切れずこんな声を出してしまったのが引き金となり、
いくみの太ももに触れていた手が、彼女のドレスの胸元にやってきて、
ぁぁ、もうだめだっ……
と思ったその時、
いくみの胸ポケットの携帯が大きく鳴った。