□■君のこと好きなんだ。■□
いくみside
--------------
----------------
ある日、友達がぼくにある仕事の"代役"を申し出てきた。
『は!?し、しつじ??』
最初は耳を疑った。
『ぅん。執事。』
『なんでまたそんな…』
『いや、実はたまたまノリで面接受けたバイトの面接受かっちゃってさ。
なんか断りづらいっつーか、うん。
だから、いくみ。
友達だろ? よろしく!!!!』
『ぇー……---』
てなわけで、ぼくは西川財閥のご令嬢の執事をすることになった。
『ここか……』
目の前にはお城のような住宅。
ぅぉっ、ていうかデカっ!!!!
ぼくんちの何百倍あるんだ、いったい…
そしてなぜかぼくの隣には大きな大きな白いグランドピアノが。
なぜ……??