□■君のこと好きなんだ。■□
その少し後だった。
ぼくが耐え切れなくなったのは。
彼女の肩をつかんで床に押し倒してしまったのは。
でも、いつもの習慣?で、
ヤると決めたら、思いとどまることのないぼくと、ぼくの腕。
太ももに触れると、ピクっと筋肉が動いて、
彼女の顔は耳まで真っ赤になっていた。
首筋に舌を這わせると、
なんとも言えない声をあげるものだから、
面白くなってきてしまった。
我ながら悪いクセだなぁ、まったく。
ついにぼくは彼女のドレスの胸元に手を伸ばしたのだ、が…
♪♪~
ぼくの携帯がスーツの胸ポケットで大きな音を立てた。
多分、友達から。
電源オフっとけばよかった…
考えてから彼女の上から退いて、
不機嫌丸出しで電話に出たときには、もう彼女はドアから逃げ出していた。