静かな夜に
らいふらいん
蝉が鳴く
蝉が泣く
命を燃やしているかのように
セミが鳴く
セミが泣く
生命のワケの答え合わせを終えて
さぁ長い一週間がやってきた
己の全てを費やす時だ
蝉にとっちゃ産まれてきた理由
人にとっちゃ短い時間
命の重みは平等なのか
果たして本当に平等なのか
何故夜空の星に目を凝らし
遠くの星に想いを乗せる
人の中身も宇宙の外も
きっとたぶん似た様なもん
蝉が鳴く
人が泣く
鳥が鳴く
人が泣く
同じようにそこに在り
同じように消えて逝く
同じようにそこに在り
同じように消えて逝く