感覚のレベル【BL】
 
「そういえば」


 僕はふと気になって切り出した。


「今日はオフなの?」


「そうじゃなきゃ俺はここにいねぇって」


「ヒマなの?」


「俺、お前のそういう思考スキだわ」


「褒めてないね」


「当たり前だ」


 視線が噛み合って。

 二人同時に笑みが漏れた。

 はにかむような、そうじゃないような、微妙な笑み。
 
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