LOVEmake☆
自分の部屋に戻って携帯を触る。

やっぱりもっと聞きたい!


そっとふすまを開けて電気の消えたリビングに入る。

うちは2DKなので帆はリビングで寝てる。


横になる帆の布団の中にもぐり込んだ。


背を向ける帆



鼻のすする音





「泣いてるの?」

あたしが聞くと


「泣いてない!」

強がらなくていいのに





「自分の部屋に行き」



「帆」



「ん?」



「お父さんの事を聞いたのは、
お父さんが欲しいとか…
会いたいとか…

どうしてあたしにはお父さんがいないのか…とか

そんなんじゃないから!


あたしは帆がいてくれるだけでそれでいい。

お父さんがいなくても
帆が幸せだったらそれでいいの。」


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