LOVEmake☆
「ねえ今日は修ちゃんは何してんの?」


「部活の指導!
って…あんた修ちゃんって」


「あたしのお父さんかもしれへんやん」


「あんたさぁ未来のことを言えないとか言っといて
修ちゃんの名前を口にしたら父親ってバレバレやん(笑)」


「そっか〜しまった

挽回しないと未来に帰れなくなっちゃうよ…(>_<)」


「挽回って?」


「帆の頑固を動かすことかな」


「言うたな(笑)」


「アハハ」



「私は頑固じゃないよ」



「嘘ばっかり
あたしの知ってる未来の帆は
自分の意見を絶対曲げない人だよ

だから1人で悩んで抱えてしんどくなったんだと思う」


「ふーん。未来の私は大変なんやね」



「うん。だからあたしの言うこと聞いてね」



「気が向いたらね(笑)」




「もう」




「ねえ。学校に修ちゃんを見に行こうよ」



「何言ってんの嫌やわ」



「とか言ってちょっと迷ってる?」







「行ってみようかな!」


「行こ行こ」


由来の軽いノリが
私の心を動かした…

だって彼に会いたいんだもん!




「中学は近く?」



「車だからすぐよ」





中学校の外周に車を止めた…


グランドで練習する選手達…



私は修ちゃんを探した



「いた」




「どこ?」



「ゴール横」



「車の中じゃ
はっきり顔が見えない」



「見なくていいよ(笑)」


ガチャ

由来が車から降りた

「ちょっとぉ」



私も慌てて降りる(ノ><)ノ



由来に追いついく

「彼に見つかりたくないから」


「木で向こうからは見えないって。

もう少し近くに行こうよ」


由来は私の手を取り歩き出した。


なんか学生時代の恋を思い出した…


好きな人をこんな風に
遠くから見てたなぁ


あそこにいるのは
彼氏なのに…
私は一体何をしてるんだろう…(^-^;
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