LOVEmake☆
辺りが薄暗くなってきた。来た道を2人で歩く


「ここにこれてよかった。帆…ありがとう」


「いいえ

由来…
未来から会いに来てくれてありがとう」


「いいえ」



3日前まで会ったことのなかったこの子が
いきなり私の心に入り込んできて

受け入れられない自分と
いつの間にか由来の存在を認めてる私がいた…

下り坂を歩いていると
由来は私の腕にくっついてきた


「何よ(笑)」


「いいやんか(笑)」


見た目は大人ぶってても
中身はまだまだ子ども!可愛い




「帆、聞いてくれる?」


「ん?」


「「あたしね。
今付き合ってる人がいるの

だけど無理矢理
付き合った感じで
それでいいのかなって悩んでるの」


「無理矢理って?」



「告った答えが『わからん』って言われて
『わからんかったら付き合って』って強引に持っていったの」


「そう」



「そうって何よ」



「って、由来はすごいなって感心してん」


「うん。だって後悔したくないもん」


「由来が羨ましいよ」


「こういう性格なの(笑)

帆はもっと自分を出さなきゃ!」



「そうやな」


由来の悩みを聞いてるつもりが
最後は私が説得されてるし…(^-^;


そして、今晩
修ちゃんに赤ちゃんのことを話す決心をした。

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