心、下さい
「里奈~ご飯ちゃんと食べていきなさーい!!」私は、目を半分にして、声のした方を見た。 この人は、幼い頃、親に棄てられた私を預かってくれた人--
自称お母さんだ。(不機嫌)
私は ただのうるさいおばはんだと思っている。
「ご飯いらな~い!お母さんばいば~い♪」

「里奈っ、ちょっと待ちなさい!!今、母さんが何か作るから。」

「うぇ~い。」
私は、しょうがなく、台所へと足を進めた。
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