心、下さい
----ギシッ---
か、からだが動かない!?

お昼の保健室のベッドの上で、私は金縛りにあった。

腰に絡まった腕、耳に掛かる寝息
そして、この鳥肌!!

間違ない!!これは!

マサトシ…!!

「イヤぁぁぁー!!」
私は、初対面のマサトシをグーで殴ってしまった。
「んぁ?」
眉間にしわを寄せて、私を睨み付けたマサトシから逃げるため、急所を蹴りあげて保健室を出た。
マサトシさん、許してオクレヨ。
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