我ら地球防衛中学生!!


「斉藤・・・もしかして・・・大雪山か?」


 美並の背中につめたい汗が流れたのが分かった。


 大雪山。


 それは、祐太、雄二、美並、カルラにしか分からない名前。


『そういうこと。現状で有効な手段と言ったら、それぐらいだからな。』


『じょ・・・冗談だろ?大雪山なんて!』


 祐太が驚くのも無理はない。


 そんなコトできるものかよ?


「なんですの?大雪山って?」


 花子が佐倉に聞くが・・・。


「さぁ、私もさっぱり・・・。」


 そりゃ、佐倉も知るわけがないだろう。


「大雪山は、ようはゲーム中の技で・・・簡単に言うなら・・・」


『戦艦投げだ。』


「は?」


「え?」


 雄二と美並の説明に佐倉と花子がキョトンとした顔を浮かべて・・・


「「「「えぇ~!!!!」」」」


 通信モニター越しに、クラス全員の声がこだました。


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