我ら地球防衛中学生!!


 昔、カルラの家でやった四人対戦のロボット格闘ゲームがある。


 その中のマックスボンバーという緑色したロボットが、その技を使うのだ。


 やり方はいたって豪快。


 戦艦をつかんで投げる。それだけ。


『大丈夫、一応、理論上は問題ない。雅のパワーは戦艦ホムラを投げられる。』


「理論以外全てのところに、問題がありますわ!」


「そうよ、戦艦投げるとか、馬鹿じゃないの!」


 佐倉と花子が、必死に反論するが・・・。


「いや、それで行こう。」


 美並が同意した。


「ちょっと、美並!」


「何考えてるの?」


「いけるな、祐太?」


 しかし、美並は外野二人の声に耳を貸さない。


『自信ないよ、そんなのシミュレーションでもやってないよ。』


 そりゃ、そんなコトまでシミュレーションでやっていたら、雅パイロットの授業は何をやっているんだという話になるわな。


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