我ら地球防衛中学生!!


「・・・・・・・隕石、予想落下時刻・・・通過・・・。」


 最初に声を上げたのは、佐倉だった。


 目の前に広がるのは、青い空。


 下に広がるのは、広大なサバンナの大地。


 雅が手を振っている。


 あ、バッファローが雅を怖がって、逃げ出したぞ。


「・・・・・やった・・・・?」


 美並が誰に聞いているのか、分からないけど、質問をした。


「・・・隕石が、衝突している様子は・・・ないですわね・・・。」


 花子も放心状態だ。


「空に、浮かんでいる様子もないな・・・。」


「やったの・・・?」


 やった?


 やった・・・・やった・・・・


「やったぞ!!!」


 うをぉおおおおお!!!!


 美並の叫び声に呼応して、戦艦の中から、歓声が沸いた。

< 105 / 119 >

この作品をシェア

pagetop