我ら地球防衛中学生!!
「ワイヤー接続完了よし、雅でるよ~」
『おぅ、プッ・・・気を・・・ププッ・・・つけてな・・・。』
よし、とりあえず、後で雄二を殺そう。
祐太はコックピットの中で熱い決意を固めると、雅をホムラから発進させる。
最初はコックピットの中で人という文字を書いて飲み込んでは「あぁ、入って書いちゃったよ!呪われるよ!呪いの解き方とか知らないよ~」と、パニック状態だったが、艦内に噂が広まると、コックピットの通信モニターが次々と開き・・・
「あ、本当に女装している。」
「やだ、可愛い~。」
「ねぇ、山崎後で写真撮らせて写真。」
「・・・祐太、お似合い。」
「すげぇ~本当に女装しているよ!」
「山崎、絶対、その道進んだほうが良いって、すっごい綺麗じゃん!」
「なぁ・・・山崎・・・俺、その、前からお前のことを・・・」
などと、次々と通信が入って来てしまい、結局緊張するどころの余裕すらなくなってしまったのだ。
ちなみに、最後の通信相手である山中君には、あとでクラス全員に逐一報告することに決定した。
結果として、美並の祐太アガリ症克服作戦は成功したのである。