我ら地球防衛中学生!!


「どないした、斉藤?UFOでも見つけたか?」


「あぁ。」


 美並の質問に対して雄二は肯定するしかなかった。


 何せ、そうとしか言いようがないものだったからだ。


「うそっ本当にUFO?どこ?どこどこ?」


 真っ先に興味を示したのは佐倉。


 顔をあげて、顔をキョロキョロ動かす。


「ほら、あそこ・・・」


 雄二が指差す先にはいまだにこうこうと光る青い光が・・・。


「UFOじゃないですわ。あれは、どう見ても彗星でしょ?」


 花子が答えるが・・・。


「そうだけど、彗星が接近するなんて話、俺は聞いてないぞ。」


「知らせる必要がなかったからやないか?」


 そうかもしれないけど・・・だとしても・・・


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