我ら地球防衛中学生!!

「・・・・・・・・・・で?」


 結論から言おう。


 しし座の運勢は最悪だった。


 マダム霧子の占いは正しかった。


『直径6キロメートル。危険レベルA。落下予測地点。地球。たぶんアフリカ大陸辺り』


 カルラの淡々とした説明に、雄二から、冷や汗が流れる。


「さ・・・斉藤・・・。」


 美並が引きつった顔をこちらに向けてくる。


 美並だけじゃない。


 花子も佐倉も、艦橋組みは全員雄二に目線を向けている。


 いや、艦橋組みだけではない。


 カルラと同じコンピューター管理室組みも通信モニター越しに雄二を見ている。


 分かってるよ。それが、艦長の役目だろ。


 くそっ


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