我ら地球防衛中学生!!


「あんたなら、一人でピーチダック5機動かすこともできるやろ?戦艦の護衛に回ってや!」


「そんな無茶な・・・」


 花子がつっこむが・・・


『・・・分かった』


「できるんですの!?」


 そりゃ、驚くわな。


 まぁ、カルラのスペックが異常なだけや。


「祐太は、カルラと一緒に戦艦の護衛!大気圏に突入するから、危ないと思ったら、すぐに離れてや。」


 重力装置がついていない雅。


 ホムラと違い、大気圏突入の摩擦熱が襲う。


 雅に大気圏突入機能があるとは聞いてないが、たぶん、大丈夫・・・だと思う。


 でも、危ないと思ったら、すぐに逃げてよ・・・。


『了解。大丈夫だよ。大気圏突入シミュレーションは受けているから。』


 そんなシミュレーションまであったんかい!


 こんなことなら私も雅パイロット授業受けとくんやったな。


「手の空いている連中は、山村さんの指示に従って、負傷者の介護。山村さん頼むわ。死傷者、重傷者はおらんな?」


『それは、私が確認している。斉藤君が一番重症よ。今向かってるわ。』


 答えたのは、衛生士班長、山村めぐみ。


 ちょっとふくよかな、落ち着いた雰囲気を持つ女性だ。


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