我ら地球防衛中学生!!
『隕石損傷率20%・・・ダメだよ美並。やっぱり距離とらないと・・・。』
祐太から通信が入る。
「分かってる!今、必死に距離を開けているところや。」
クソ。まだや。まだ出るはずやろ!
「美並さん、これ以上スピード上げると、止まれなくなりますわよ!」
花子が叫ぶ。
でも、これ以上スピードを上げないと・・・。
『いや、行けるだろ。』
そのとき、意外なところから通信が入った。
モニターに映るその顔は・・・。
「斉藤!」
『雄二!』
医務室に運ばれたはずの我らが艦長、斉藤雄二の顔だった。
『もう大丈夫なの?』
祐太が聞いてくる。
『とりあえずはな・・・それより、美並、さらに加速しろ。』
「ちょっと、斉藤さん、何言ってらっしゃるの!止まれなくなったら、洒落じゃすまされませんよ。」
『分かってるよ。そのための雅だろ?』
『え?僕?』
言われて、キョトンとした顔を浮かべる祐太。
・・・・・・・まさか・・・。