やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「・・・・・アパートって言ったよな?」
真木ヒナタも私に情報の確認をしてくる。
「・・・・そのはずですけど・・・・何もありません・・・・ね。」
私は、窓の外を眺めて呆然となった。
なぜなら、そこには、あるはずの私が住んでいたアパートは、姿、形を消して、ただの空き地へと変わっていたから。
「・・・・・・何があったの?」
私は、車から降りて、その空き地をしばらく呆然と眺めていた。