やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
第13節:サブの決意
車を止め、私と組長と真木ヒナタは、ポチを探すために屋敷に戻った。
「サブ、ポチ見なかったか?」
組長が、門の所でサブに尋ねた。
「はい。ポチさんなら、先ほど急に倒れて、部屋で安静にしてますよ。」
サブの言葉に私と真木ヒナタが、顔を合わせる。
「・・・・真木さん。」
「・・・・大丈夫じゃなかったみたいだな・・・」
真木ヒナタは、頭をかきながら、つぶやく。
「で、どこの部屋だ?」
組長は、私と真木ヒナタには構わずにサブに続けて聞いた。
「ご案内します。」
サブは、そういうと屋敷の中へと向った。
私と組長と真木ヒナタも、サブについて屋敷へと入っていった。