やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
まずは、茶道の先生が、お茶をたててくれて、その次に私、そして最後にレナがやった。
そして終わった後の状況がこれ。
「レナさん、アメリカでもやられていたのですか?完璧でしたね。」
驚いたような執事の言葉。
「そちらの外国の方には、何もいう事はありません。」
これがお茶の先生の言葉。
ほとんどがレナへの賛辞。
唯一、違ったのが、真木ヒナタの「結局、誰が入れても、まずいお茶はまずい。」という言葉だけだった。
「あの~・・・私は?」
恐る恐るたずねる私。