やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「真木さん・・・それ、何度も言ってますよ・・・・しかも、ペットから、また前のおもちゃに戻ってます。」
私は、あきれた表情で真木ヒナタを見る。
「なに!・・・そうだっけ?」
「そうですよ。しかも、龍一さんと勝負して、真木さん、負けたじゃないですか・・・」
さらに説明を付け加える私。
「・・・よし、忘れたから無効!」
相変わらず自分勝手な真木ヒナタ。
「まあ、私は、何度勝負しても勝つからいいですけど。」
再び、真木ヒナタを見下した笑みを浮かべる執事。
「な~に~!!!!」
怒りのために顔を真っ赤に染める真木ヒナタ。