やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】


「・・・・・・・」



レナの言葉に無言で見つめ合う私と執事。



レナの知っている真木ヒナタと私と執事の知っている真木ヒナタにギャップがかなりあったけど、そこは、あえて、レナのためにも何も言わなかった。



そうしている間に、真木ヒナタが、サブとポチとサルとキジを連れて戻ってきた。



「これだけいれば、十分だろ、龍一?」



真木ヒナタが、執事を見る。



「そうですね。ありがとうございます。」



執事は、素直に真木ヒナタにお礼を言う。



そして、執事は、お礼を言った後に、みんなを見渡す。



「え~、それでは、組長のお祖母様役を決めましょうか。・・・そうですね。レナさん、やっていただけますか?」



執事がレナを見る。

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