やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】


「・・・・・・・・・・・・ところで、味噌汁ってどうやって作るの?」



私は、熊さとポチの顔を見ながら聞いた。



「・・・・・小夜姉さん、味噌汁の作り方さえ知らないんですか?」



呆れた表情で私を見るポチ。



「仕方ないじゃないですか!・・・料理作ったことないんだから。」



私は、恥ずかしくて、顔を真っ赤にしながら、ポチを見た。



「小夜・・・・・・・俺・・・・・教える。」



熊さんが、私に優しく声をかける。



「ありがとう!熊さん・・・・・誰かさんと違って・・・」



私は、熊さんに感謝の言葉を述べた後、ポチを冷たい目で見た。

< 277 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop