やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】

「小夜姉さん・・・ここは、アッシに任せておいてください。」



ポチがそう言って、熊さんの前に行く。



「熊さん・・・熊さんは、小夜姉さんのこと好きですよね?」



真剣な表情でたずねるポチ。



「・・・うん・・・好き。」



うれしそうに答える熊さん。



「・・・その好きな女性のお願い事を熊さんは、嘘をついちゃいけないという理由だけで断るのですか?それって本当に好きと言えるんですか?」



熊さんに詰め寄るポチ。



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



ポチの言葉に動きが止まる熊さん。


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