やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「え~っと・・・確かこの後に・・・・」
初めての味噌汁作りだけあって、なかなかスムーズには、進まなかったけど、どうにか作ることができた。
「熊さん、味見してみてくれる?」
私は、味見を熊さんに頼む。
「・・・・・・・・・・・・・・」
無言の熊さん。
「・・・・どうだった?」
恐る恐るたずねる私。
「・・・・・・・小夜の・・・味噌汁・・・・おいしかった・・・・」
笑顔で私を見る熊さん。