やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】


「・・・・料理?・・・んっ?ご飯か?・・・・俺、味噌汁抜きイヤだぞ・・・・・・ムニャムニャ・・・ZZZ」



組長が、独り言のようにこぼす。



そんな組長を葵以外の面々が呆れたような表情で見つめる。



葵ひとりだけは、目をキラキラと輝かせて、そんな組長を見つめていた。



「・・・・皆さん、料理の仕込みに取り掛かられて結構ですよ。」



執事の言葉で、私達は、部屋を出て厨房に向った。




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