やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
そして、私と葵も、レナと同じように動きが止まり、3人とも顔を見合わせた。
「何・・・これ?」
「・・・何でしょう?」
「・・・・・・これ障害物になりますの?」
私とレナと葵は、顔を見合わせたままつぶやく。
しかし、紙に書いてある以上、行動するしかなかった。
すぐに、私とレナと葵は、紙に書いてあることを行動に移した。
私の紙に書いてあったことは、【トトロ様を探して着てください。】だった。
幸い、誰が書いたかは、わかっているので、一直線に真木ヒナタの元に向う。
「真木さん、今朝のトトロのパジャマは?」
私は、真木ヒナタに叫んだ。
「・・・・小夜、今朝、いらないっていったじゃないか!」
ふてくされた表情で私を見る真木ヒナタ。
「もう!そんなこと言わないで、出してくださいよ。」
私は、真木ヒナタに懇願するが、真木ヒナタは、私と目を合わせようとしない。
レナと葵を見ると、2人とも、まだ、探し物は見つかってない様子。