やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「・・・大丈夫です・・・たぶん。・・・・・・でも、やるしかありません。」
私も不安そうな表情で葵に答える。
「・・・・そうね。やるしかないですわね。」
私と葵は、見つめあい、うなずきあう。
「では、教会で。」
葵が立ち上がり、教会へと向う。
私も、不安を抑えるように、深呼吸をした後で教会に向うために、ソファーから立ち上がった。
「・・・・・・・やるしかない。」
私は、決心を固めて、教会へと歩き出した。