やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「何を言ってるんですか、サブさんまで!ほら、前みたいに、仲良く3人でチーム小夜を再結成しましょうよ。」
『・・・・・・・・・』
私とサブは、無表情で無言のまま、ポチを見た。
「・・・・・すいませんでした。これからは、心を入れ替えますので、どうか、アッシを元の小夜姉さんの部下に戻してください。・・・アッシ、小夜姉さんの部下に戻れなかったら、組、追い出されちゃうんですよ!お願いします。」
素晴らしい土下座を披露するポチ。
「・・・・そこまでするんなら、しょうがないですね。ただし、私がいう問題を解決できる方法を提案できたら、私の部下に戻してあげます。」
「任せてください!どんな卑怯な手を使おうが、絶対、解決させてみせます。」
ポチは、土下座から立ち上がって胸を張る。
「それで、その問題って?」
サブが私に聞いた。
「それは・・・・・・」
私は、レナと真木ヒナタのことを説明する。
「・・・・これはまた・・・難しいな・・・」
「・・・アッシ達、組、破門されるんじゃないんですか、そんなことしたら?」
不安そうな表情のポチとサブ。