やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「当然です。後で自分のためになりそうな人は、何が何でも取り入るのがアッシの人生哲学です。」
カッコ悪いことを、堂々とカッコ良く言うポチ。
「・・・・・・・・そんな人生哲学は、どうでもいいですけど、戦争は困りますから、うまく言っておいてくださいね。」
私は、呆れた表情でポチに言った。
「はい。任せておいてください。」
うれしそうなポチ。
「それじゃ、策の詳細をつめましょう。」
私とサブとポチは、夜遅くまで、私の部屋で話し合っていた。