やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】



朝一から化粧と着物の着付けを習う。



少しは化粧は出来たけど、やっぱりプロは違う。



幼かった私の顔が、まるで別人。



大人の女性の顔に変わる。



そして、初めて着物を着て、鏡の前に立つ。



その鏡に映っている姿は、私の知っている私ではなかった。



「小夜さん、よくお似合いですよ。」



鏡の中の私を見て、呆然としていた私に後ろから執事が声をかけてきた。


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