やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「はい。いつもの小夜さんもかわいいですが、今の小夜さんは、綺麗で魅力的ですよ。」
執事が、微笑む。
私は、思わず、にやけてしまう。
「それよりも、組長は、顔を洗って、ヒナタさんは、いつまでもパジャマでいないで、早く着替えてきてください。」
執事は、組長と真木ヒナタを見た。
「ああ、そうするよ。」
組長は、立ち上がると執事に言われたとおり、顔を洗いに向う。
「嫌だ!俺は、今からずっと、この敬愛すべきト○ロ様のパジャマでいる!」
真木ヒナタは、執事の言う事には、耳を貸さず、どっかへ走って逃げてしまった。