元不良の青春物語

バスから降りて歩く事数分。
私とお母さんは高校の校門の前に居た。

周りには知っている人なんていない。

一人ぼっち高校生活を送る自分の姿が
脳内に浮かび、顔を歪める。

「さあ、速く会場に向かおう!」

一方、お母さんは何故かテンションが高い。

「はやくはやく!」

子供みたいにはしゃぐお母さんに引っ張られ、
私は入学式会場である体育館に向かった。

何か先が思いやられる。
はあ・・・・・・・。













< 2 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop