元不良の青春物語

金髪なのは、今と変わらない。
違うのは、
制服が学ランなのと、
眉毛が無いのと、
ピアスに、
刺青。
しかも顔。

「香高 織さんですかぁ?」

おちゃらけた声で言う。

「・・・・・。」

織は無言で睨んでくる。

「無視ですか?」

織に歩み寄りながら、
敵の人数を確認する。

ドアの裏に1人。

10時の方向の机の影に1人。

織の座ってるソファーの裏に3人。

4時の方向の本棚の横に1人。

計、6人。

まあ、この位なら平気かな?
相手の強さにもよるけど。





< 50 / 94 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop