元不良の青春物語
金髪なのは、今と変わらない。
違うのは、
制服が学ランなのと、
眉毛が無いのと、
ピアスに、
刺青。
しかも顔。
「香高 織さんですかぁ?」
おちゃらけた声で言う。
「・・・・・。」
織は無言で睨んでくる。
「無視ですか?」
織に歩み寄りながら、
敵の人数を確認する。
ドアの裏に1人。
10時の方向の机の影に1人。
織の座ってるソファーの裏に3人。
4時の方向の本棚の横に1人。
計、6人。
まあ、この位なら平気かな?
相手の強さにもよるけど。