いつでも逃げられる
「知ってるのよ?私の体を拭いている時、興奮しているんでしょ?体が熱を帯びているもの」
「ち、違う。そういう理由じゃなくて」
「触りたいんでしょ?」
「…………」
男は何も言わない。
私も何も言わない。
言わないまま…私は彼に身を委ねた。
「約束だからね。絶対に…目隠しと手錠取ってよね」
「ち、違う。そういう理由じゃなくて」
「触りたいんでしょ?」
「…………」
男は何も言わない。
私も何も言わない。
言わないまま…私は彼に身を委ねた。
「約束だからね。絶対に…目隠しと手錠取ってよね」