☆★年下ヤンキーとあたし★☆
「お、お、俺は……」



春香と彩は「頑張れ」と心の中で言った。



「お、お、俺は……」



「な、な、直人!そんなんいいからよ!早く行こうぜ」



健太が直人が言う寸前に止めた。



「なによ健太!直人が言おうとしてたのに!」



あたしは健太に怒鳴りつけた。



「い、いいじゃねぇか。どうだって……」



なぜか健太の目は寂しそうだった。



「ねぇ健太?さっきからおかしくない?」


春香が今日の健太の行動を見て不審に思っていた。



春香だけじゃない。
千里も彩も直人も。


「べつに…変じゃねぇよ!」

すると健太は走って行ってしまった。
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