☆★年下ヤンキーとあたし★☆

「あ、ああ……。」



「知ってたなら教えてくれたっていいじゃない。」



彩が不機嫌そうに言う。



「直人が言うなっつうからよ……。」



春香は深くため息をつくとまたあたしに話しかける。



「ま、とにかくさ、あたしが直人になんか言っとくわ。
千里はそんな悩まなくていいよ。」　



「春香……ありがとう！」



やっぱ春香は優しいし頼りになるな！。



「と、とにかくさ、飯食おうぜ！腹減った！」



健太は机で寝そべっている。



「そうね、食べよっか！」



あたしたちはいつもの雰囲気に戻った。
やっぱ暗い空気のままじゃ嫌だ。
あたしも悩んでないでいつもどうり直人と向き合おう、そう思った。