「believe...」
私「あ、お金…
  本当に1000円だ(笑)」

優「もちろん(笑)」

安すぎるお会計を
済ませたら
優に電話番号を聞かれた。

一瞬、迷った。

きっと教えれば連絡がくる。

営業をされる。

優の営業方法は
この時は知らないけれど
色恋でもされれば
きっと私は
ハマッてしまう自信がある。

でも断れずに…
教えてしまった。

優の目を見ると拒否は
できなかった。

葵から出たというメール
がきてお店を出た。

優「そこ行くなら
  こっちが近道だよ〜」

と、優が教えてくれて
ずっと手をふり見送ってくれた。

待ち合わせ場所に
向かいながらも優の目が
頭から離れなかった。






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*色恋…相手に気があるような、
    言動や行動をする。
    擬似恋愛。
    自分にハマらせてお店に
    来てもらう営業
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