「believe...」
数時間前、友達の葵に
この街に呼ばれて来ていた。

葵の仕事は夜中3時まで。
私は休みだった。

少し遠い街だったから
終電で来て葵が
終わるまで何処かで待つ
つもりでいた。

どこに行こうか…
適当に賑やかな通りを
歩いていたその時だった。

声をかけられた。

彼「こんばんは〜…」

少し遠慮がちに
でも目はしっかりと私をとらえ
彼は話し掛けた。

彼「…今、お忙しいですか?」

私「‥‥いいえ」
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