「believe...」
何度ケンカしただろう。

何度お店に行ったかな。

いくらお金使っただろう…

一向に信じられそうにないよ。

優の気持ちが
よくわからない。

できるだけ一緒に過ごした。

毎日毎日、何十回も
電話する。

「サナ愛してるよ」
「サナ好きだよ」

電話を切るたびに
言ってもらっても…
全然、信じられないよ。

だって初めて会った日に
速攻、枕だもん。

あの時は私のこと
好きじゃないでしょ。

あんなんされたら
誰も信じられないじゃない。


優のせいにしてごめんね。

優を信じぬく強さが
私にはないんだ。
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