いつの日かきっとまた逢おう。その時まで,ほんのちょっとのあいだだけ…サヨナラ


『勇人〜!!に,衣緒李ちゃんも!!待ってたよっ』


あかるく出迎えてくれたのはあたしの好きな越智さん。


『越智さーん!!メリークリスマース!!』


『てかなんで越智さんいるんスかぁ』


『うるせー!寂しいから遊びに来たんだよっ』


そう。
あたしたちが来たのは寮だ。


だって…


みんなでクリパとか…


楽しくなぁい?!


寮のメンバーはもちろん,寮を出てる人もいた。


女の子は…あたしひとり?!


『皆さん彼女つれてきたりしないんですか〜??汗』


『残念。彼女いたら俺たち今ここにいないからっ』
と,キャッチャーの佐良山さん。


寂しい人達だなぁ←




『―あのっ…ファンなんです!!握手して下さい!!』


『?!』


あたしの目の前に手を突き出してきたのはセカンド宇野選手。


『あ…はい!どうも,初めまして』


『大介ぇ!ファンになるのは自由やけど,俺の女なんやからな!!』


『わかってますよぉ』



宇野選手は恥ずかしそうにはにかんだ。




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