あたしは妹×あたしは総長
―キーンコーンカーンコーン
「あ、チャイム鳴った。あたし行くね。」
「気をつけろよ?どうせ嫌な予感するんだろ?」
「あぁ…。」
「雫の野性の勘はよく当たるんだし。」
「誰が野性の勘だって?」
「まぁ気にするな!!」
仁チャン笑って誤魔化した…。
後で絞めて殺る。
でもあたしの勘って当たるんだよな…。
特に嫌な事に限って…。
廊下を歩きながら考えた。
「はぁ~…。」
膨んで行くあたしの不安。
もうどうすりゃいいかわかんねぇ。
誰かあたしを助けてくれ!!