あたしは妹×あたしは総長
「ねぇ。」
「あたしはっ…。」
あたしは梢じゃないから選べない。
つーか選ばねぇよ。
いっそ正体ばらして、ここでヤッつけよっか?
青龍を支配下に入れれば、白虎や玄武も恐くねぇ。
あたし頭良い~
だけどその考えは虚しく終わった。
「……っ!!」
近付いていた凌の顔。
「ねぇ…決めねぇの?」
「………」
「ま、今日は特別に許すわ。」
一瞬何が起こったか分からなかった。
気付いた時にはドアップの凌の顔。
そして唇に当たる生暖かい感触。