かわいい男の子!!
「ちょっとなによ恋夜!!」
「あっ恋ねぇちゃんお願いがあるんだけど急いで成田空港まで送ってほしいんだ!!」
「いいけど……」
「いいけど!!」
はやくしないと
はやくしないと
はやくしないと
はやくしないと……。
「ついたよ!!」
「ありがとう……」
俺は一目散に走った。
「恋夜……」
「秋翔?………陸斗は?」
「いっちゃった………」
遅かった………。
何も言ってやれなかった……。
陸斗に違うって言ってやれなかった……
あいつを……陸斗を傷つけちゃったんだ………。
神様がいるならあいつを止めて欲しかった。
はった一言でよかったんだ!!
だった一言違うって言ってあげられたら……あいつはいかなくてすんだのに……。
俺は大声で泣いた。